End-of-Life Vessel
船舶の終活・廃船
使わなくなった船を、ご家族に残さないために。
生前整理から廃船処理まで、海事代理士が伴走します。
船舶の「終活」が必要な理由。
高度経済成長期以降、多くのプレジャーボート・水上バイクが普及しました。
しかし所有者の高齢化に伴い、「もう乗らないが、どう処分してよいか分からない船」が各地に増えております。
船舶は、抹消登録をしなければ毎年の検査や税の負担が続きます。また、ご本人が亡くなられた後、ご家族が手続きの煩雑さに直面することも少なくありません。
お元気なうちに、船の「しまい方」を整えておく ─ それが船舶の終活です。
生前整理(船舶の終活)
01 / NAME
名義の整理
長年放置された名義(前所有者のまま等)を、現状に合わせて整理します。共有名義の解消や、ご家族への名義変更もご相談いただけます。
02 / SELL
売却の準備
状態のよい船であれば、売却という選択肢もございます。名義整理を済ませておくことで、後日の売却手続きがスムーズに進みます。
03 / END
廃船の準備
処分を予定される船舶については、抹消登録の段取りと、廃棄処分業者への手配をあらかじめ整えておくことで、ご家族の負担を減らせます。
※ 当事務所では、連携グループの終活専門あきたとともに、船舶以外の終活(遺言準備・生前整理・エンディングノート等)も合わせてご支援いたします。
廃船処理の手続き
STEP / 01
抹消申請
船舶を廃船とする際は、所管窓口への抹消申請が必要です。
- 総トン数20トン以上:法務局での登記抹消+運輸局での登録抹消
- 総トン数20トン未満:日本小型船舶検査機構(JCI)での抹消登録
- 船舶国籍証書/船舶検査証書の返納
STEP / 02
船体の処分
船体については、業種・用途に応じた廃棄物区分での処分が必要です。
- 漁船:原則として産業廃棄物として処分
- プレジャーボート・水上バイク:原則として一般廃棄物として処分
- FRP(ガラス強化プラスチック)船は、専門のリサイクル網による処分が一般的
※ 廃棄物の区分は、船舶の使用実態や、自治体・産業廃棄物処理業者の判断によって異なる場合があります。最終的な区分・処分方法は、処分業者および所管自治体にご確認ください。
※ 当事務所では、FRP船リサイクル制度に対応した処分業者のご紹介も可能です。
FRP船の処分について
多くのプレジャーボート・小型漁船は、FRP(Fiber Reinforced Plastics/繊維強化プラスチック)で造られています。
FRPは丈夫で長持ちする一方、一般的な廃棄物として処分するのが難しい素材です。
現在は、業界団体による「FRP船リサイクルシステム」が運用されており、所定の手続きを経て、適切に粉砕・セメント原燃料化等にリサイクルされています。
当事務所では、このリサイクルシステムを利用される際の窓口手続きや、登録抹消との一括対応をご支援いたします。
ご依頼から完了までの流れ
- STEP 01船舶の現況(種別・総トン数・係留場所・使用状況)をお伺いします。書類が手元にない場合も、お気軽にご相談ください。
- STEP 02必要な手続き(生前整理/抹消登録/処分手配)の組合せと、概算費用をご案内します。
- STEP 03委任状を取り交わし、戸籍・登記事項・登録事項などの確認に取り掛かります。
- STEP 04所管窓口での抹消登録・抹消登記を代理申請。船舶国籍証書・検査証書を返納します。
- STEP 05処分を予定される場合は、廃棄物処理業者・FRP船リサイクル窓口へのご紹介を行います。
船舶の終活・廃船を、ご一緒に。
「乗らなくなった船をどうにかしたい」
「元気なうちに整理しておきたい」
─ そんな想いを、海事代理士としてお手伝いいたします。